ドナルド・トランプ米大統領の息子2人とつながりのあるタングステン生産会社が上場準備を進めている。政府の資金と米民主党の監視を共に呼び込んだビジネスの新展開だ。この企業は「カズ・リソーシズ(Kaz Resources)」という社名を予定している。来年、米国での直接上場を通じて株式を公開する計画だと発表した。実現すれば、トランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏と次男エリック・トランプ氏は同社の中央アジア・カザフスタンにおける事業の権益を手にすることになる。この20億ドル(約3200億円)規模の取引案は、弾薬や半導体に不可欠な素材の確保を巡る国際競争で、投資家が米国を後押しする新たな手段になる。カズ・リソーシズの資産の目玉で、カザフ国営鉱業会社が一部を所有するタングステン鉱山開発計画は、中国とロシアの板挟みになってきたカザフ政府との関係改善を目指すトランプ政権の取り組みの鍵を握る。