中国政府は国内の大手証券会社や銀行に対し、新規株式公開(IPO)関連の業務を抑制し、低迷する株式市場の下支えに注力するよう指示した。事情に詳しい関係者が明らかにした。関係者によると、中国証券監督管理委員会(CSRC)は2日に開いた非公開の会合で、すでに審査手続きに入っているIPO申請については処理を進めるものの、当面は新たな申請を受け付けない方針を示した。また当局者らは上場企業の株主に対し、市場環境が改善するまで大規模な株式売却を控えるよう求めたという。中国株式市場は厳しい局面を迎えている。国内経済は苦戦しており、今年最初の9カ月間の自動車販売台数は前年同期比22%減少した。投資家の間では、数少ない明るい材料の一つである人工知能(AI)ブームにも減速の兆しが出ているのではないかとの懸念が広がっている。上海総合指数は3日に0.8%下落し、過去2カ月間の下げは9%を超えている。