設立から1世紀近くにわたりコンサルティング業界の覇者として君臨しつづけるマッキンゼー・アンド・カンパニー。一介の会計士によって設立された事務所は、いかにして世界の経済・政治・軍事を動かす巨大コンサルティング・ファームとなったのか?

20世紀初頭のアメリカ経済の好況とその後に訪れる大恐慌、第二次世界大戦、冷戦、ベトナム戦争の泥沼化と経済の低迷、そしてドット・コム・バブルにリーマン・ショック……。アメリカ経済が新たな局面を迎えるたびに、巧みにビジネスチャンスを掴み、その影響力を拡大しつづけてきたマッキンゼーの全貌に迫ります。

前回(9月17日)から始まった8回の連載では、9月20日に刊行されるダフ・マクドナルド著『マッキンゼー――世界の経済・政治・軍事を動かす巨大コンサルティング・ファームの秘密』から、その内容の一部を紹介しています。前半にあたる第1回、第2回、第3回では全体の要約を、第4回、第5回、第6回、第7回、第8回では序章を公開いたします。掲載予定は以下の通りです。

 第1回(9月17日掲載):要約(”マッキンゼー・ウェイが生まれるまで”)
 第2回(9月19日掲載):要約(マッキンゼーはいかにしてコンサル業界の覇者となったか)
 第3回(9月24日掲載):要約(マッキンゼー的人材とは何か)
 第4回(9月25日掲載):本文序章(マッキンゼーとは何者か:「ザ・ファーム」の神秘性)
 第5回(9月26日掲載):本文序章(マッキンゼーとは何者か:「ザ・ファーム」の神秘性)
 第6回(9月27日掲載):本文序章(マッキンゼーとは何者か:ビジネス界の特殊部隊という評判)
 第7回(9月30日掲載):本文序章(マッキンゼーとは何者か:ビジネス界の特殊部隊という評判)
 第8回(10月1日掲載):本文序章(「最も優秀な人材」の貢献度)