「自分との約束」といっても、別に大きなことを掲げる必要はないんです。たとえば、「毎朝、笑顔で自分からあいさつする」「相手の好意を感じたら、嬉しい嬉しくないに関係なく『ありがとう』と言う」「ゴミは分別する」「借りたものは返す」……こんなふうにできそうなことを約束して実行すると、小さな達成感が積み上がってきて自信がついて気分がよくなります。

 気分がいいと、あなたのまわりの空気がよくなって、チャンスの神様がやってきてくれるはず。そのときは、しっかり前髪をつかんでくださいね。

 さて、以下にご紹介するのは、私の本を読んで感想をシェアする「陽転わくわく読書会 around 瀬戸内」(主催・宮崎綾さん)のメンバーの皆さんの手帳活用法です。巻頭の月ごとの計画表に、飲みに行った日を記録して振り返るとか、自分の1日の行動を振り返って満足度をパーセントテージで書き込んでグラフにするとか、自己管理のさまざまなやり方が挙げられていて参考になります(まとめはダイヤモンド社書籍編集局)。

次の頑張りにつながる手帳の記入法

「陽転わくわく読書会 aro. 瀬戸内は、広島、岡山、四国にある都市で開いており、今回は広島での開催でした。メンバー7名で課題本『幸せをつかむ! 時間の使い方』について感想を話し合い、次に手帳の使い方をシェアしました。

 月初めに月間スケジュール表の『今月の目標』欄にその月の目標を書き、月末にできたかどうか振り返り、できていないときは自分を戒めることも書いて次の頑張りにつなげている人がいました。

 予定を書くとき、実際に決まっている予定だけでなく、行きたい予定も色の違うペンで書き込んで、実現に向けて意識づけするという人もいました。