【上級編1】週に一度、なんにでも「Yes」という日を決める

「限界突破思考」とは、「今までと同じ」から脱すること。多くの人はこれまでやったことのない行動には恐れを感じ、あまりとりたがらないもの。

 ですが、「今の自分ならできる」ものだけを選択していたら、いつまでたっても「今のあなた」のまま。大きな成長は望めません。

 初級編2の「ムリ」「できない」をいわないからステップアップして、実際に行動へ移すのが上級です。

 新たな選択をし、行動するためにやってみてほしいのが、週に一度、なんにでも「Yes」という日を決めること。

 プレゼン資料を作るのがニガテ。いつも何か言い訳をして避けていたのに「やります!」という。

 口うるさい先輩の飲みの誘いは断っていたけど「行きます!」という。

「お風呂の掃除をして」と奥さんに頼まれたら、すぐにやる。

 また奥さんに、「今週の日曜、お友達とランチを食べたいから、子どもと遊んであげて」と頼まれたら、いつもは「仕事だからムリだよ」といっていても、喜んで「Yes」と引き受けましょう。

 その分の仕事は、普段の予定を見直せば、案外カンタンに終わらせられるかもしれません。

 また、子どもの思わぬ言動に心が和んだり、仕事につながるヒントが得られたりするかもしれないのです。

「Yes」という日だからという理由で、自分の好みや枠から外れた行動をとれば、それだけで世界が大きく広がります。

「Yes」といってから、どうやってうまくいかせるか、楽しくするかを考えればいいのです。これまで思ってもみなかったことをうまくいかせるために、あれこれ考える。

 そして達成した時の喜びを味わえば、その過程は、仕事や人生においても必ずどこかで、限界をはねのけるのに役立ちます。

 そして、今まで避けていたことができるようになれば、自分では考えてもみなかった進歩を遂げることができます。

(おわり)

 ※本連載は今回で終了です。


◆ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ◆

『成功は99%が情熱!――どんな人でもやる気になれる36のアクション』
好評発売中!

成功は99%が情熱!――どんな人でもやる気になれる36のアクション』が、9月13日に発売!

夢をかなえ成功する情熱家人材には、共通する6つの思考パターンがある。それは、1. 限界突破思考、2. 主体的思考、3. 自己責任思考、4. モチベーション管理思考、5. ポジティブ管理思考、6. 感謝思考の6つである。この6つの思考パターンを高める方法を36のアクションとして紹介。誰でも今日からすぐに取り組めて、効果が見込めるヒントが満載。
四六判並製・216ページ・本体1,365円(税込)

ご購入はこちらから!→ [Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]