実は、販売促進が機能していなかった!
現場の真実が明らかに。

 どんな商品にもノベルティグッズをつけて販売するというスタイルはよくあります。たばこの場合であれば、「10個パックを買ってくれたお客さまにはライターをプレゼント」といった具合です。

 ところが彼が言うには、現場ではお客さまが商品を買ってくれた後に「こちらプレゼントです」と渡しているケースが多く、お客さまはそこで初めてノベルティグッズの存在を知るというのです。これでは販売促進にまったく役立っていません。

 そして彼は「店頭で販売している方にも協力していただいて『10個買うと、ノベルティグッズがついていますよ』と口頭で勧めてもらうようにするべきだ」と言うのです。

 彼の提案を生かして「ただ単にノベルティグッズを投入するだけでなく、もっと店頭の販売員さんとの連携を強化しよう」ということになりました。

 その甲斐あって、あるスーパーでは「たばこを10個買うと、当店人気の液体洗剤がもれなくつきます!」と店内放送までしてくれるようになり、売上が7倍も伸びました。