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ユーザーが嫌がることはしない
それをやったらLINEはただの「ハリボテ」に
――舛田淳・LINE執行役員に聞く【後編】

ダイヤモンド・オンライン編集部
【第32回】 2013年12月3日
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ユーザーに「よし」と
言ってもらえなければ、成長なし

――株式上場を検討されているという話も聞きます。上場すれば、ユーザー優先といいつつも、利益を重視する株主の意向も無視できなくなってくると思います。どう折り合いをつけますか。

 まず大前提として、我々は上場に関して決めていることは何もありません。IPOを経営戦略上の選択肢の1つとして認識はしていますが、どうするか決めていません。たとえ上場しても、これまでのポリシーを変えることは考えられません。

 当社の売り上げは毎四半期、急激に成長しています。これはユーザーにご理解いただいて、「よし」と言っていただいているからです。ユーザーサイドの考え方をすることが、このサービスの価値であり成長の源泉です。源泉から何の力も出なくなったらただの「ハリボテ」ですから、そこは将来的にも変えてはいけない部分だと思っています。

――今後の目指す姿は。

 ユーザー数が世界で3億人を突破しました。しかし、まだLINEに出会っていない世界の人々の方が圧倒的に多いわけです。それにスマートフォンの市場も始まったばかり。

 そのなかで我々は、世界の皆さんにLINEを知っていただけるように普及を目指します。LINEと聞いたときに、どこの国の人でも「どういうサービスでどういう文化や価値を持っているか」をイメージしてもらえるようにするのが、我々の目標です。

LINEのユーザー数の推移(全世界)。直近はインドなど海外市場で急増、2億ユーザーを突破してわずか4ヵ月で3億ユーザーを達成した(LINEのプレスリリースより)

(インタビュー前編「ユーザー数世界3億人を突破!『LINE』のコンセプトのすべてを語ろう」はこちら)

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