誰だって、本来は伸び率が低いところに多額の投資はしないだろう。せっかくの努力は、結果が出ることに注ぎ込んだ方が良い。それ以前に、せっかく投資しているのであれば、結果を見た方が良い。良い習慣をとりいれることと同じくらい、“実は結果が出ていなかった習慣”の断捨離を行うことは大事なのだ。中には「もう何年も毎日飲んでいるからわからない」という人も少なくない。そういうときには、1週間ほどお酒を絶ってみたときの体感で判断しても良いだろう。

食生活の善し悪しがチェックできる
健康診断で見るべき項目は?

 ビジネスマンが健康診断の結果でチェックするのであれば、まず見てほしいのが血糖値に関係するHbA1c。空腹時血糖は直前や前日の食事内容などに左右されることがあるが、HbA1cは過去1~2ヵ月の血糖値の平均的推移を示すので、「前の晩遅くまで食べていたから」なんて言い訳が通用しない。つまり、日頃の食生活への成績表。正常値内にあっても、高めだったら今こそ気のつけ時だ。

 というのも、痛風のような顕著な性差は見られなかったものが、ここ数年、女性よりも男性の糖尿病患者数が如実に増えてきた。その原因がどこにあるかといえば、やはり肥満。やせ願望が強い女性に対し、男性30代以上の肥満率は3割を越えているのだ。ぽっこり出たお腹が自分のスタンダードになってないだろうか。「かっこよかった自分」ではなく「かっこいい自分」がスタンダードになっても良いのではないだろうか。

 自分が肥満傾向にあるかどうかをチェックするために、もうひとつみてほしいのは中性脂肪。中性脂肪が高いというと「脂肪」という言葉から「脂質の摂りすぎに気をつけよう」と思われがちだが、気をつけるべきは、天丼のごはんの部分であったり、ステーキセットについてくるマッシュポテトだったりする。つまり、原因は炭水化物の摂りすぎにある。

 摂りすぎた糖質は使いきれずにグリコーゲンとして肝臓や筋肉に貯蔵される。だから中性脂肪を減らしたかったら、まずは糖質を減らすこと。こういう人が揚げ物を避けて、他のタンパク質と比較すると糖質を多く含む豆腐や納豆などを頻繁にとれば、改善には向かいにくい。いつもと同じメニューを食べていたとしても、注文時から「ごはん少なめで」ということができたら、その積み重ねは大きい。