面接で通用するキャラ・しないキャラ

 第1回は採用面接における表現方法について書かせていただきます。

 そもそも採用面接とは志望者にとって何でしょうか?

 エントリーシートや書類選考を経て、実際に採用面接官と話せるチャンスの場です。

 様々な質疑応答もありますが、何よりも自分自身の目で企業を確認できるというまたとない絶好の機会でもあります。

 そんな中で今まで就職が決まっていない方々が陥りがちな罠があります。

 それは企業に対し「自分を良く見せたいあまりに、本当は違うキャラを演じてしまう」事です。

ケース1)どこまでも経歴を嘘で塗り固めてしまうAさん

 就職支援をしていた時の話です。20代前半の男性Aさんから面接についての相談をされたのですが、その内容は下記のようなものでした。

 「業務内容に接客業務があると書いてある企業なので、過去にアルバイトで接客を行っていたという事にしたいのですが、それで問題ないでしょうか?」

 職歴詐称!?

 確かに仕事内容に近い経験をアルバイトでしているという事は強みにつながるかも知れません。しかし、基本的に嘘は絶対にダメです。

 Aさんはこれまでも、面接の度に志望企業に合わせた内容で履歴書を書き換えていたそうです。その方がきっと企業へのアピールになるから、と。

 しかし、当然経験した事のないエピソードです。エピソードについて面接官に突っ込まれると何も言えなくなってしまい、いつも面接は上手くいかなかったそうです。

 まして緊張必至の面接です。仮に上手く通したとして、入社後にも結局は嘘をつき続ける事になります。

 ケース1は極端な実例ではありますが、根底に「自分を良く見せたい」という気持ちから発生したという意味では、多かれ少なかれ就職が決まらない方に実際に起こっている錯覚です。