今、仕事の現場では、一人ひとりがリーダーシップをとって、業務プロセスを改善したり、組織を変革したりすることが求められている。トニー・ブザンらによる『マインドマップ・リーダーシップ』の監訳者が、リーダーとして一歩を踏み出すためのマインドマップ活用法を語る。
現場の不満に、発想の転換を促す
オフィス街のランチタイムやアフター・ファイブの居酒屋で繰り広げられる話を耳にすると、「いずこも同じ」と感じることが少なくない。
「私たちに任せてくれれば問題を解決できるのに……話を聞いてもらえない」
「上司はまったくわかっていない。話しても無駄だ」
「無理なことばかり要求される。予算はないし、時間も人も足りないし……」
こうした状況はすぐには解消されないだろう。リーダーも現場のスタッフも同じ環境に置かれている。「その中でできることは何か」について、このほど刊行された『マインドマップ・リーダーシップ』はたくさんのヒントを与え、発想の転換を促す。
「役職がなくてもリーダーシップは発揮できるはず」
「コミュニケーションの極意は、相手と同じイメージを共有すること」
「情報過多の今、本当に重要なのはその何パーセントなのだろう?」
「本当に必要な研修は……?」