日本人が「今」だからできる
生き残るための海外投資

「生きるため」の投資

 新興国やフロンティアの有望株への投資は、「30年前の日本」に投資することで、あの頃のような大きなリターンを狙えるということもあります。しかし、むしろ私はこの投資を、「生きるため」の投資と位置付けています。

 グローバル化のなかで、今後あなたの給与は減るかもしれません。そうなれば貯蓄も減るでしょう。
 この投資はそうなってからではできません。あなたの人生で一番余裕資金があるのは今かもしれません。
 余裕のあるうちに新興国への投資をすることは、日本人に残された、サバイバルするための貴重な武器の一つなのではないかと、私は思うのです。

 活気のない国に成長はありません。振り返ってみれば、高度経済成長期の日本も、決して秩序や治安が整った国だったとは言えなかったはずです。むしろ混乱に満ちていたからこそ、急成長を成し遂げることができたのでしょう。

 活気に満ちた若くて元気のある国が世界にはたくさんあります。そんな国に目を向けてみるのも面白いのではないでしょうか。

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