世界のメディア大注目!!
「iOS in the car」改め「CarPlay」ついに登場!!
米アップルは2014年3月2日、iPhoneと、カーナビやAV等の車載機器を音声認識技術「Siri(シリ)」で連携させる新しいシステム「CarPlay」を発表。翌3日には、アップルの日本法人から日本語のプレスリリースも出た。
「CarPlay」は、同社が2013年のWWDC(The Apple World Wide Developers Conference/6月10~14日サンフランシスコ)でiOS7と同時に発表した、「iOS in the car」の量産版だ。「iOS in the Car」が及ぼしたシリコンバレーへの影響は本連載第154回『アップル「iOS 7 in the car」登場で急加速!激変する米テレマティクス業界の最新現地事情』を参照してほしい。
昨年時点で参加を表明していたのは、12ブランド8社。今回「CarPlay」での参加はトヨタ、フォード、BMW、三菱自工、富士重工、プジョーシトロエン等が加わり、15社(韓国ヒュンダイとキアを同グループとした場合)に拡大した。
そして2014年3月4日、アップルのプレスリリースの記載通り、第84回ジュネーブ国際モーターショー(於スイス・ジュネーブPALEXPO)で、メルセデス・ベンツ、フェラーリ、そしてボルボが実車を使って「CarPlay」のデモンストレーションをした。
本稿では、現地速報として、これら3社の実車内で筆者がアップル技術者から受けた説明を基に「CarPlay」の利用方法を紹介する。