他の都市に比べ8年は進んでいる深セン

 深センが最も経済が健全な都市であるのには2つの理由がある。ひとつに、最も早い時期に成功した特区であり、比較的健全な市場メカニズムを確立し、経済に対する政府の口出しが少なく、市場の自由度が高いことである。次に、深センは2005年の時点で、政策のアドバンテージがなくなること、土地やエネルギーなどが欠乏していること、環境容量をオーバーしていること、人口があまりに多いこと、などといった「4つの継続困難」に直面していたことである。当時から深センは経済のモデルチェンジを推進していた。

 つまり、深センは「投資依存症」を改め、中国のその他の地方と比べて少なくとも8年は先駆けているのである。

 以上の都市はどこを見ても今日の中国経済を支える基地のような存在だ。こうした金持ちの地方都市がこれほど負債を背負い込んでいるのを見ると、産業基盤が弱い県級市の負債状況はもっと悪いだろうと想像される。過剰投資、不動産バブル、銀行資金の悪用と回収難などと並び、中国経済を脅かす主要問題の一部だと言えよう。冒頭の例の幹部の忠告はすごくリアリティに響いてきた。