英語の「Devil's Advocate」を直訳すれば「悪魔の弁護人」ですが、「わざと反対の立場を取る人」「あら捜しする人」という意味になります。

 会議で議論をする際には、みんなの意見に大賛成するのではなく、悪魔の弁護人になってみることにより、批判的に、「ちょっと待てよ、その意見は違うのではないか」と考えることは重要です。

 しかし、何にでも反対するのではなく、「違うのではないか? なぜなら~だから」ときちんと根拠を述べ、議論をより価値あるものにするのは、プロフェッショナルの義務と言えるでしょう。

 会議は議論によりアウトプットを出す場であり、ボーっと人の話を聞く場ではありません。会議中は、プロフェッショナルとして議論に貢献できているか? と自分に問いかけるべきです。

 米国財務長官だったルービン氏は、会議において部下に対し「重要なのは議論の価値であり、発言者の肩書きではない」と意見を促したそうです。誰もが臆することなく意見を言える環境をつくることが、マネージャーの役割でしょう。


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■会議は貢献するために出席する
■あえて反対意見を述べることによって議論を深める