自分が話す姿を
見たことがありますか?

 とある事情から、地元ケーブルテレビ局のインタビューを受けました。

 番組そのものは見られなかったのですが、知人がインタビューの動画データを送ってくれました。

 見て、驚きました。

 これが、オレなのか。話す内容はともかくとして、もっとも驚いたのは、話し方、表情、仕草などをひっくるめた「私という人物のたたずまい」についてでした。

 簡単に言えば、「オレは、こんな話し方や表情をするのか」、という驚きです。

 言い換えるなら、他者から見ると、自分はこのように見えるのか、という驚きであり、正直なところ、あまり愉快なものではありませんでした。

 自分が話す姿については、画像で見た経験はあります。

 ダイヤモンド・オンラインでも、講演の様子をアップしています。

 ただ、テレビに映るアップの映像はあまり見たことがない。細かなところまでありありと見え、なんといいますか、問題が多いなあ、と思わざるを得ませんでした。

 表情だの仕草だの、というのは、それを客観的に見ることができたとしても、そう簡単には直らないでしょう。長年の間にわたり、無意識のうちに身につけたものだからです。

 それでも、なんとかしたいなあ、とは思いましたが。

 ひとつ注意すれば改善するかもしれないと思ったのは、無意識の口癖です。

 ニュース番組でインタビューに答える私は、かなりの頻度で「まぁ」という言葉を会話の中で口に出していました。意味のない間投詞です。

「まぁ、〇〇ですね」「まぁ、〇〇ということです」「まぁ、うれしいです」

 この「まぁ」が、実に不愉快でした。