「やぼったい。泥くさい」
学生から見た近大マグロ

オバタカズユキ監修
『大学図鑑!2015』
2014年4月刊。「図鑑」の名に恥じない圧倒的な情報量です。

 もっとも、『大学図鑑!2015』によると、この”快挙”も「マスコミでたびたび取りあげられる『近大マグロ』の話題。学生に対しては『やぼったい。泥くさい』など硬派イメージ」(365ページ)ということになってしまうのですが……。

 本書における近畿大は「関西私大グループ8大学」に分類され、同志社大および立命館大の紹介ページ(ともに7ページ)に次ぐ6ページ分のスペースが割かれています。その冒頭、真っ先に目を引くのは以下の大見出しです。

零細工場の多い東大阪市に本部をおく
西日本最多の学部割れ大学(365ページ)

「学部割れ」とは、同じ大学でありながら学部によってキャンパスが異なること。反面、全学年が同一のキャンパスで学べることがメリットとされています。また、学年によってキャンパスが都心と郊外などに分割されている状態を「学年割れ」といいます。ちなみに、近畿大は下町の東大阪市にある本部キャンパス以外に、広島や九州など6キャンパスを持っています。本部以外は、まるで小さな単科大学のようなキャンパスです。

 さらに読み進んで行くと、大阪弁の見出し「13学部48学科、ぎょうさんあって何が悪いねん?」に続いてこんなコメントが。

 何でもそろっている学部の百貨店(スーパー?)状態である。13学部48学科は、西日本最大の規模。おおよそ単位取りがラク。「どうせ近大だし」という精神のもと、医学部以外は目立ったヒエラルキー意識なし。(367ページ)