さらに、「中古+リフォーム」に対応できるように、中古不動産の販売や仲介と、リフォーム工事をワンストップで行う企業も増えてきている。

 こうした環境が整ってきたことで、リフォーム市場がじわじわと拡大している。国土交通省によれば、平成度21年に2兆9500億円だった市場が、平成度22年3兆217億円、平成度23年3兆700億円、平成度24年3兆3500円と順調に成長している。

 平成25年度は、まだ集計結果が公表されていないが、平成25年の上期だけでも大幅に伸びていることから3兆5000億円は軽く超えたのではないかと推計される。

リフォームは
形のないものを契約する

 しかし、よく言われるようにリフォームにおいてはトラブルも多い。なぜ、そうした事が起こるか。

 最大の原因は、リフォームは「形のないものに対して契約する」からだ。形がないため、どうしても発注者と受注者の間にイメージの相違が生じてしまうのだ。中古物件(マンションや戸建て住宅)は実物そのものを見て購入契約の判断ができるが、リフォーム工事契約の場合は、そうはいかない。

 リフォーム工事でもっともポリュラーな水廻りリフォームを例挙げてみよう。

 住宅設備品(キッチン、トイレ)などは、メーカーのショールームなどで実物を確認することができる。単に、これらの取り換えの場合は、トラブルが起こりにくい。実物を確認しているし、価格も住宅設備品+取り替え設置費用+α(経費など)とシンプルだからだ。

 しかし、「キッチン+ダイニング」の入れ替え・改装工事となるとそうはいかない。単純に住宅設備品を選ぶだけでなく、部屋全体のプランニングを行わなければならず、その仕上がりイメージはなかなかイメージしにくい。

 さらに、工事費用も先の例に比べて複雑だ。後々になって、想定外の費用がかかってくることも珍しくない。