自分の良さを第三者に伝えられる
リーダーシップ力

 次に「クラス委員の経験」について質問してみることにした。最近では面接にグループディスカッションを取り入れている企業が多く、このようなリーダーシップ経験のある人は、そのような集団面接の場で能力を発揮するのではないかと思ったからである。

 結果としては、やはり内定を3つ以上獲得した人のほうが、クラス委員を積極的に経験していることが判明した。

 内定を3つ以上獲得した人で、クラス委員や役員に「参加するほうだった」と回答した人は38%。対して、内定0個の人は19%にしか達していなかった。内定0個だった人の約半数近くがクラス委員や役員を「参加しないほうだった」と回答している現状を考えれば、いかにリーダーシップ型の人が、就活に強いかということが理解できる。

 もちろん、クラス委員や役員にならなくても、縁の下の力持ちとなって、陰ながらクラスを支える重要なポジションに居続ける人もいる。嫌な仕事も率先して引き受けて、表には決して出てこないが、自分の役割をしっかりとこなす子は必ずクラスに存在している。友達や先生に理解されなくても、親の立場から見れば「あの子は頑張っている」と理解して、健気なわが子を見守る親は多いはずである。

 しかし、就活の“面接”という一部分だけを切り取って考えれば、残念ながら、自分の良さを第三者に伝える力がないということは、それは“何もやっていない”と同じ扱いになってしまう。クラス委員や役員という子どもの頃のポジショニングというのは、社会に出てから役に立つ「自分の良さを相手に伝える」というスキルを磨く、絶好の予行練習の場になると言ってもいいだろう。

「他人と競争することが好き」と答えた、
内定獲得者たちの“勝負勘”

 最後に、「競争意識」について聞いてみることにした。面接では、グイグイと前に出る人だけが内定を獲得できるとは限らない。そこには多くの駆け引きが存在しており、そこの“勝負勘”の強い子だけが、面接では優位に立つことができる。

 その競争意識について調べたところ、やはり内定を3つ以上獲得できる人は、勝負事そのものが“好き”であることが判明した。