薬剤料は、どこの薬局でも同じだが、このケースで点数に違いが出ているのは「基本調剤加算」と「後発医薬品調剤体制加算」。

 基本調剤加算は、薬局で揃えている医薬品の数が多かったり、在宅療養中の患者への調剤ができる体制を整えている場合などに加算されるもので、規模に応じて2段階に分かれており、12点、または36点が加算される。

 後発医薬品調剤体制加算は、ジェネリック医薬品の調剤数が55%以上だと18点、65%以上だと22点となっている。

 細々と経営しているA薬局は、揃えられる医薬品の数も限られており、ジェネリックの調剤数も多くはない。ひとりで調剤業務を行っているので、在宅支援体制をとるのも難しいため、2つの加算はとることができない。

 一方、薬剤師が何人もいて24時間営業のB薬局は、在宅での調剤実績もある。ジェネリックへの切り替えも積極的に行って、2つの加算をとっている。

 こうした調剤報酬の仕組みによって、処方せんの内容は同じでも、薬局によって山田さんの支払い額に違いが出たのだ。