プラモを作ったことがない人は、組立図がピンと来ないかもしれないので念のため説明を。組み立て家具に付いている組立図を少し複雑にしたようなもの。あるいは、家電の説明書に部品やスイッチの場所を示した図とか、ある機械的物体から引き出し線がたくさん出ているような図をイメージしてもらえばいい。

 と、ここでも、作成用に渡した、参考資料を見て頂きましょう。

 日本語じゃない……。これがどんな本に載っていたかまったく覚えていませんが、図書館でそそられる図を見たらとりあえずコピっておく習性が染みついているので、その中のひとつですね。

 こういう風に、分解された状態で空中に浮いているというバーチャル感にそそられてしまう。これは、おそらく女子にはあまりない、男子っぽい感覚と言っていいんじゃないでしょうか。

細かな専門知識は表現するか否かに
関わらず仕入れて吸収しておきたい

 組立図の特徴はこんな。

・メインの物体と、そこから離れたところにあるパーツが、どこに付ければいいか引き出し線で示されている。
・すべての物は、位置を把握しやすいように斜俯瞰で描かれる。

 見立て発想の基本は、見立てたい素材の特徴を把握し、そのポイントが共通な物やジャンルはないかと探していく行為。つまりこの作品の見立てにおいては、<矢印で場所を指定する>をキーに考えていくことです。

 そこを踏まえてイメージしたら、<一定のスペースにぎゅっといろいろな種類が収まっている物>が適切とわかった。すると、たしか3分としないうちに、おせちのお重を俯瞰した画像がアタマに浮かび、なんの迷いもなく<これで決まり!>と。

 メカニカルで硬質なイメージと対極の、日本人の生活に息づく古来からの伝統という柔らかなイメージのギャップがいいんです。

 ここまでが<発想>段階です。ここで【発想フロー画像】をどうぞ。