伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。本連載は、情報をよりわかりやすく、という枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。今回は、アメリカンフットボールを題材にしました。ルールを知らない方でも、楽しめます!

日本でも企業はチームを持ち
人気があった最終競技、アメフト

「アメリカンフットボールが好きな人は仕事ができる」

 これは僕の持論です。自分のことはさておき、今まで会ったアメフトファンや関係者は、みんなクレバーで論理的に物事を考えられる人だった。

 本場アメリカでは「ファイナルスポーツ」と呼ばれるように、その合理的かつエンタメ要素に溢れたルールとプレーは、構造の妙味という部分で他の競技を圧倒的に引き離していると思う。まさに人間が生みだした最終競技。

 日本では、大学のアメフト部は、金融、商社、メーカーなど一流企業に引く手あまただと昔からよく聞いていた。実際、第一次アメフトブームの頃は(70年代初め~90年あたりまでか?)、商社、銀行、ゼネコン、電気、飲料メーカーなど大手企業がチームを持って社会人リーグを運営していた。不況以降は経済的に余裕ないので、現状はクラブチームも多いのですが。

 ちなみ今のチームはこれになります。

【日本社会人アメリカンフットボールリーグ<Xリーグ> チームプロフィール】

 と、アメフトについて説明したいこともまだあるのですが、ここらで今回の【インフォグラフィック画像】をご覧ください。

「アメフト/スーパーボウル」のビジュアルを<br />「東京都リーグ」に置き換えたインフォグラフィックグラフィック作成/小宮山秀明
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