練習ではできることが試合になるとできない。社内の会議では平気で発言できるのに、取引先でのプレゼンだと、しどろもどろになって話せない。模擬試験では高得点が取れるのに本番の入試では実力が出せない。
そんなとき人は、「自分はダメなんだ」と自分を否定してしまいがちです。
(3)「他人と比べて」自信をなくす
──劣等感を覚える
あの人はできるのに、私にはできない。
自分より能力が低いと思っていた後輩に追い抜かれた。
私たちが自信をなくす最大の原因が「他者との比較」にあるのは、言うまでもないでしょう。誰もがそうだと思います。
他人と自分を比較すること自体は、悪いことではありませんし、競争することで、切磋琢磨し、強くなるのも事実です。ただ、比較したときに自分の「ダメなところ」にばかり目が向いてしまうことが問題なのです。
私たちには、このような3つの「自信をなくしてしまう瞬間」があります。
ではその「自信をなくしてしまった」という気持ちの奥に、どんな思いが隠されているのでしょうか。単に「ダメだ」と思ってしまっただけではなく、その裏に、次のような深層心理が隠されているケースも少なくありません。