世の中の「一流」と呼ばれる人たちは、膨大な仕事量をこなしているにもかかわらず、疲れた顔を一切見せません。それどころか、いつ会ってもパワフルに仕事に取組み、成果を上げている。それはなぜか? 実はそこには「一流」の人だけが知っている「疲れない習慣」があったのです。第1回目の今回は、疲れたときについ「グビっ」とやってしまう、栄養ドリンクに隠された危険な落とし穴について解説していきます。医学博士であり、話題の書籍『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』の著者・裴英洙先生が語る、栄養ドリンク、シナジードリンクの危険性とは。

栄養ドリンクがあるから徹夜も平気!
それは大きな間違いです

 疲労からすぐにでも回復したいと思ったとき、ついつい手が伸びる魔法の飲み物があります。そう、ビジネスパーソンの方なら誰もが一度は飲んだことがあるだろう栄養ドリンクです。

 今、街の至るところで、栄養ドリンク、エナジードリンクが売られています。

 駅前でゴクゴクと飲んでいるビジネスパーソンを見かけたりもします。
 朝までに仕上げなければいけない資料があるけど眠くてしょうがない、なんとなく朝から調子が悪い、残業続きで頭がボーっとする、体がだるくてしょうがないけど、今日は大事なプレゼンだ……。こんなときに栄養ドリンクをグイっと1本飲むビジネスパーソンは少なくないでしょう。

 しかし、このような光景を見るたびに私は不安になってしまいます。
 なぜなら、この栄養ドリンクの常用は、百害あって一利なしの危険な行動だからです。