漢字は組み合わせでできている!
発想を展開していき麻雀にたどり着く

 そんな思い入れたっぷりなネタですが、発想の入口は逆方向の漢字からでした。雑誌連載中のある日、仕事中にふと<森林>という単語を見て、「これって、全部、<木>で構成されてるな」と気づいたとき。漢字って、同じ部品をいくつか重ねて完成しているものがけっこうあるなと考えた。

 続けて、当たり前のことですが、へん、つくりなど部首の組み合わせ方って、構造として面白いなと発想は連なる。そして、この<漢字をバラバラにする>というテーマでインフォグラフィックを作ってみたいとなりました。

 さあでは、まず何に見立てるか、となる。連関のキーワードとしては<2個、3個と組み合わせて成立するもの>でした。その言葉で発想をヨコへヨコへと広げていたら、大好きな麻雀が降りて来ました!

 麻雀の役を構成するためのひとつの単位のメインは、牌が3個でワンセットの<順子・刻子>。そして、2個でワンセットの<対子>、4個でワンセットの<槓子>となっています。

 このあたり、知らない方のために、わかりやすいサイトがありました。

 [麻雀牌の組み合わせ]

 ここでまだ完成型は見えていませんが、直感で<あ、麻雀でいける!>と思ったので、次に漢字のほうも枠組みを大づかみしておきたく、漢和辞典をぱらぱら見て、<ああ、この文字ならこういう組み合わせがいけるな>とパターンにアタリを付けておきました。

 構成材料の目星を付けるこのあたりまでくると、そろそろ完成型を決めないと先に進まなくなります。そこで目を閉じ、2ページにどう展開したら面白く見せられるか、イメージを狭めないために、根を詰めずあえてぼんやり考えます。

 麻雀に関するさまざまな記憶を脳内タンスの引き出しから引っ張り出していく。すると出てきたのが、昔のテレビ番組「11PM」で、大橋巨泉が解説し、芸能人、文化人、プロ麻雀師などが実際に対局していたコーナー。あれは面白かったので、基本はあの形に仕上げよう! と決めました。