厚労省のホームページを見ると、サポステについて、こう紹介されている。

<働くことに悩みを抱えている15~39歳までの若者を対象に、キャリア・コンサルタントなどによる専門的な相談、コミュニケーション訓練などによるステップアップ、協力企業への職場体験など、就労に向けた支援を行っている>

 この事業は、2006年度からスタート。運営は、厚労省が認定した若者支援の実績やノウハウのあるNPO法人や株式会社に委託され、現在、全国に160ヵ所ある。

 ホームページの対象者を見て、自分のことだと思ったAさんは、国の支援事業であることからも信用して、昨年7月、近隣のサポステへ相談に行った。

 しかし、そのサポステでは、あらかじめ用意されたメニューを次々に“強要”してくる一方で、Aさんの話は聞いてもらえない。

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 そして、勧められたのは、「シルバーセンターが行っているゴミ拾いの手伝い」や「介護施設」、「被災地の飲食店」などでのボランティアだった。

 仕事をしたいからと思って断ると、「なんで断るんですか?」と叱られたという。

 空白期間が延びるにつれて、Aさんと家族との関係も悪化していく。当事者たちは、親からのプレッシャーを受け、自分の意思とは裏腹に追い詰められる。

 そのうち、面談で勧められたのが、半年ほどの団体の有料プログラムだった。