そのためには、仕事に対する捉え方を変えてみるのもひとつの方法です。よく女性は自分自身を過小評価して、今の仕事は大したことをしていない、誰でもできる仕事だと認識していることが多くあります。しかし、実際は、組織にとって重要な仕事だったり、高度な内容だったりと女性本人が評価している以上の任務をこなしていることもたくさんあります。

 そんな優秀な女性が、自身の仕事ぶりを過小評価し、良かれと思って謙遜することで、周囲の人には、能力のない人、仕事のできない人と、マイナスな印象を与えてしまっていることは非常に残念なことです。そのため、仕事に責任感を持って仕事をしている女性こそ、まずは仕事に対する自己評価を高めることが必要です。自分の仕事は組織にとってどのように役立っているのか、どんな価値を生み出しているのかを今一度考えていきましょう。

リーダーシップとは
「決断力」「行動力」ばかりではない

 また、従来はリーダーといえば、「決断力」や「行動力」がある人というイメージが強く、統率力のある男の人がなる印象が強かったように思います。そのため、女性は自分には向いていないと、最初からリーダーになることを考えていなかったり、諦めていることもあったと思います。

 しかし今、リーダーに求められている資質には「女性的」なものが多く含まれています。例えば、「柔軟」「直観力」「共感力」など、思いや感情を包み隠さず率直に表現するリーダーが望まれているのです(『女神的リーダーシップ』より)。

 女性の強みのひとつにコミュニケーション力がよく挙げられますが、「相手の気持ちを大切にしたり、他人への配慮に優れている方」などの強みをうまく使っていくことも大切です。そんな女性が管理職になることで、メンバー1人ひとり気持ちに共感でき、彼らのモチベーションをあげることもできるでしょうし、細やかな気遣いでチームをまとめていくこともできると思います。

 他にも「仕事を計画して、計画通りに運んでいくことが得意な方」の場合であれば、自分の計画力やコントロール力をチーム全体の計画や進捗管理に活用したり、自分の得意なスキルをメンバーに伝えて、メンバーのスキルアップやチーム力の向上につなげていくこともできるでしょう。

 そうした意味でも、ぜひ女性の皆さんが、自分たちが活躍することの意義について、強く感じてもらいたいと思います。

 これから、リーダーやマネジャーの役割を期待される女性は、実はこれまでも優秀な仕事をしてきたと人たちだと思います。その優秀な人たちが自分の持っている強みやパワーをきちんと自覚して、それを適切に使っていくことが、女性管理職活躍の鍵になります。

 自分の良さや個性を活かしてどう部下と接していくといいのか、封印してしまっている強みやパワーがあれば、これらを開放してうまく使っていけないか。多くの女性がそうしたこと考えてみることで、あなたらしい活躍と成長を実現して、管理職という1つ上のステージにも、どうか自信を持って挑戦してほしいと思います。