住宅ローンは何歳まで続く?
70歳?それとも75歳?

 60歳時の住宅ローンの残高を知ることも老後貧乏を避けるために欠かせない。これは住宅ローンの返済予定表で調べることができる。全期間固定金利で借りている人は、返済終了までの内訳がすべて記載されているので、60歳時残高を調べるのは容易だろう。

「変動金利型」「一定期間固定金利型」で借りている人は、金利が固定されている期間分の返済予定しか記載されていない。調べる方法は2つあり、1つ目は銀行に「自分が60歳になる〇年後のローン残高は概算でいくらになるのか試算してほしい」と頼んでみる方法。固定期間終了後の金利が決まっていないので、試算できないと言われる可能性があるが、そのときは「固定期間終了の金利は、2.5%と3%で仮置きして2パターンを試算してくれないだろうか」と丁寧に頼んでみるといい。

 もうひとつは、60歳からローン完済年齢までの年数から、おおざっぱに自分で計算する方法。たとえば完済年齢は70歳で、毎月の返済額が10万円とすると、60歳以降の総返済額は10年間で1200万円となる(10万円×12ヵ月×10年)。ということは、60歳時の残高を利息分を差し引いて1000万~1100万円前後と見積もることができる。金利によっても計算結果は異なるが、「60歳でどのくらい残るのか」をおおまかに知ることはできる。

 60歳時ローン残高が500万円以上あるなら、要注意。住宅ローン返済が老後の生活に大きな影響を与えないよう、今からしっかりと対策を取る必要がある。

「わが家のお金の重大3要素」がわかったところで、今週はおしまいとしよう。具体的な対策の取り方は、次回以降に解説していくのでお楽しみに(ぜひ、楽しんで取り組んでもらいたい)。

―― 今週のミッション!――
 
◆源泉徴収票と給与明細、通帳と住宅ローンの返済予定表を用意して、「年間支出額」、「年間貯蓄額」、「60歳時ローン残高」の重大3要素を把握する