自信がない時は、先に形にしてしまう
新規プロジェクトを始める時、私はよく社員にこういいます。
「If you build it, they will come.(つくれば、人はやってくる)」
新しい農園に木を植える時も、新しい工場を建てる時も、私はみんなにこう声をかけるようにしています。1989年公開の映画「フィールド・オブ・ドリームス」によって広く知られるようになった言葉で、この言葉を耳にした主人公は周囲にバカにされても構わず、トウモロコシ畑を切り拓き野球場をつくり始めます。要は、つべこべいわずに、さっさとつくってしまいなさいということ。
新しいことを始める前や、始めた直後は確信が持てません。本当にうまくいくだろうか。本当に周囲の人は協力してくれるだろうか。やる気まんまんで始めても、やはり不安な部分もあるのです。
みなさんも、何かこれから始めたいと考えていることがあれば、先に形にしてしまいましょう。言葉で説明しているあいだは、本気で聞いてくれなかった人、相手にしてくれなかった人も、「コイツは本当にやる気なんだな」と気づいてくれる。
うまくいくかどうか不安な時ほど、「つくれば、人はやってくる」の精神で、実際に動きだしてみればいいのです。ですが、余計なことは考えずに、とにかくやってしまえばいい。