La kaguの売場面積は約291坪。1階にレディスファッション、生活雑貨、カフェがあります。2階にメンズファッション、ヴィンテージ家具、書籍、レクチャースペースを導入しています。外のテラスでは定期的にファーマーズマーケット「ラカグ マーケット(la kagu market)」を開催することで、単にファッション関係のお店というだけでなく、面的な広がりを持った新しいお店として認知され始めています。

 外観の設計デザインは、神楽坂近くに住んでいるという隈研吾さんの隈研吾建築都市設計事務所が行いました。昭和40年代に建てられた本の倉庫を生かした空間に、ウッドデッキを店舗前面にとりつけて、それがそのまま建物のデザインとして機能しています。

 レディスファッションのクリエーティブディレクターはユナイテッドアローズのディレクターでもある安藤桃代氏。「ベーシックかつ上質で長く着られるもの」を中心にインポートブランドやオリジナル商品のブラウスなどを展開し、センスのいい空間を作っています。

 主要ブランドは、「アクネ」「J&M デビッドソン」「メゾン マルタン マルジェラ」「マルニ」など。

 メンズは「オトナに向けたアメカジ・ヘビーデューティー」をテーマに、田中行太氏が「ノースフェイス」「ブルックス ブラザーズ」 「コンバース」など、アメリカンテイスト満載の品揃えを実現させています。メンズもla kaguオリジナルのシャツなど10アイテム程度を品揃えしており、ベーシックな世界観を表現しています。

 生活雑貨はスタイリストの岡尾美代子氏。フランスや日本の食器、調理器具、タオルやリネンなど世界各国から集めたアイテムが、感度のいい女性らに支持されています。

 家具は北欧ヴィンテージ家具を、「ハルタ」(長野県上田市)がキュレーション。

 50席あるカフェでは、鎌倉の人気店「LONGTRACK FOODS」の馬詰佳香氏をフードキュレーターに、シャルキュトリー専門店「コダマ」をオペレーターにして、自家製ソーセージのホットドッグを提供。これがとても美味!また、コーヒーも鎌倉の「カフェ・ヴィヴモンディモンシュ」の堀内隆志氏が焙煎したコーヒーを出すこだわりようです。

 また、アンティーク家具売場とブックスペースでは、倉庫にもともとあった本棚を活用し、一点物のテーブルや椅子、本では「知らない街を歩いてみたい」「おとことおんな」「食べることばかり考えている」など独自のテーマに沿って、ブックディレクターの幅允孝氏が選書しています。

 また、<10×10>(テンバイテン)と題し、10人の選者が10タイトルずつ選書した本を、専用の棚に収納して販売しています。本のキュレーターは隈研吾氏、新潮社代表取締役社長の佐藤隆信氏、サザビーリーグ取締役会長の鈴木隆三氏など。

 このスペースは通常の書店では手に取らないようなものもあり、見ているだけでも非常におもしろく、ここだけであっという間に1時間経ってしまうほどです。