年間36万円もの家賃をゴミに使ってる⁉
あなたの実家は大丈夫ですか?
たとえば、あなたの実家が都心にある3LDKのマンションだった場合。1つの部屋が前出のお宅のように物置になっていたとしましょう。もし、家賃が12万円なら、大ざっぱに計算しても1月分で3万円、年間36万円分の家賃を「いらなくなったもの・捨てる物予備軍」のために使っていることになるのです。
先ほどご紹介したお宅の場合は、立地場所から考えてその倍以上もの金額になるでしょう。
それだけではありません。
例えば、気になってはいたけど手を付けなかった実家の片づけを先延ばしにした場合、最終的に待ち構えているのは、「実家の片づけ」ではなく、親が亡くなった後の「遺品整理」です。
持ち家ならまだしも、もし親が借家に住んでいた場合、悲しんでいる暇もなく、遺品整理が子ども世代にのしかかります。生前は「こんなものどうせ使わないのになんで捨てないの!」と思っていた品物も、親との思い出の品になってしまい、捨てられなくなります。しかし、そうはいっても、引き渡しの期限はやってくるので、仕方なくトランクルームを借りた、というお話しもよく聞きます。当然、トランクルームはただではありませんのでお金がかかります。
自分たちで片づけるのは大変だからと業者をお願いする方々も珍しくありません。これとて、当然お金が必要になります。数十万、ときには数百万払って実家を片づけたというお話しも耳にします。