そもそも、イケアでは従業員を「コワーカー(共に働く人)」と呼び、正社員・パートタイマーといったカテゴライズをしていません。本国スウェーデンでは「同一労働・同一賃金」という制度が徹底されています。むしろ、イケア・ジャパンがイケアの本来の考え方を徹底できていなかった。だから、本国の制度を日本にも導入したのです。

 更に、時給も大幅に引き上げました。それまで900円だった最低賃金を1300円に変えたのです。

 一見、コストアップに見える時給の引き上げですが、従業員がすぐに辞めてしまい、新たに採用や教育をしなければいけないコストを考えると、実際はコストアップにはなりません。

 今後、インドなどのアジアに進出していくイケアにとって、日本市場はさまざまな施策をテストするという意味でも大変重要な市場です。さらなる世界での売上拡大のため、コワーカーと共に、目標達成を目指します。