設備資金は営業キャッシュフローで賄おう

 設備投資には多額の資金を必要とします。また設備資金を回収するには長期間を要し、その間資金が寝てしまいます。したがって、設備投資をすると必ず資金繰りが悪化します。借入金によって設備資金を調達し、過剰な設備投資をしたり、設備投資の成果が予定通り得られなくて、資金繰りに苦しんでいる企業が数多く見受けられます。

 資金繰りで苦しまないためには、返す必要のないお金を設備投資に充てることです。返す必要のないお金とは、会社が自ら生み出した資金、つまり営業キャッシュフローのことです。営業キャッシュフローは、図のように求められますが、簡単にいってしまうと税引後利益プラス減価償却費のことです。設備投資が営業キャッシュフローの範囲内で賄えれば、将来の不測の事態にも耐えられます。

 投資と営業キャッシュフローとのバランスを見る指標に、営業キャッシュフロー対設備投資比率や営業キャッシュフロー対投資キャッシュフロー比率がありますので参考にしてください。

営業キャッシュフローと設備投資
営業キャッシュフローと設備投資