そして3つ目が、ドライバーの口臭・体臭のチェック。ドライバーが出発する前、事業所で注意事項などを申し伝えるのと同時に、管理職がドライバーに対面点呼を実施。服装などを確認するとともに、口臭や体臭もチェックしている。1メートルほどの距離で、ニオイを感じれば、着替えさせるか、事業所内のお風呂に入るよう指導することがあるそうだ。

 もし口臭や体臭のする部下がいるとしても、なかなか直接本人には指導しづらいという人が多いだろう。しかし、同社では「言いづらいけれど、タブーなしで指導する」(田中氏)と決め、徹底的に指導。ホスピタリティの徹底を図っている。今後は、点呼前に行うアルコールチェックと同時に、口臭をチェックする機械の導入を検討しているという。

 最後4つ目が、基本とも言える車内「換気」の徹底だ。冬や夏は特に、冷暖房によってある程度快適な温度が保たれているタクシーの車内。なかなか窓を開けたくないという気持ちは当然あるだろう。そこで同社では、カーナビ画面上で定期的にポップアップで換気を促すなどで、コールセンターから注意喚起を行っているという。

”おじさん運転手”はどんどん少数派に?

実際に「Haccpper(ハセッパー)水」を使って車内を消臭している様子

 タクシードライバーというと、60代くらいをイメージすることが多いだろう。実際、全国のタクシードライバーの平均年齢は58.3歳(平成25年、厚生労働省のデータより)と言われており、まさしく「加齢臭」のする年代と言っていい。

 しかし同社は、22歳から74歳までとドライバーは幅広い。しかも、これまでは50代以降の経験者を中途採用することが多かったこの業界では珍しく、同社は新規では「50歳未満のみ」「未経験者のみ」「新卒採用も行う」という新たな採用戦略を取っている。