68万部突破のベストセラー『伝え方が9割』の著者であり、第2弾である『伝え方が9割(2)』も好調の佐々木圭一氏と、著書『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』を映画化した『ビリギャル』が大ヒット中の坪田信貴さんとの対談が、1年ぶりに実現しました。今回は、お二人の最近のトピックスである「映画」と「新刊」についてです。(構成/伊藤理子 撮影/石郷友仁)

本気で頑張っている人の姿は、人の心を動かす

映画『ビリギャル』全国東宝系にて大ヒット上映中(C)2015映画「ビリギャル」製作委員会

佐々木 映画『ビリギャル』、拝見させていただきました。

坪田 お忙しい中、ありがとうございます!

佐々木 映画っていろいろアレンジを加えてしまうものだと思っていたのですが、あそこまで原作に忠実だとは思いませんでした。坪田さん役の伊藤敦史さんがまた、話し方も含めそっくりで…。あれってどうやって演出したのですか?

坪田 最初にお会いしたときに、「普段どういうことを意識していらっしゃいますか?」と聞かれたので、「心の中で相手を抱きしめながら話をしています」ということはお伝えしたのですが、それぐらいで。うちの母や妹からも「話し方も立ち居振る舞いもすごく似ていた」と言われました。

佐々木 「完コピ」だって思いましたよ(笑)。こういう会話を実際にしていたんだろうなと、現場の情景をリアルに見ているような感じで不思議でした。

坪田 私も、幽体離脱している気分で見ていましたね。「ああ、そういえばこんな感じだったわ」って(笑)。

佐々木 そして、“ビリギャル”さやかちゃんを完コピした有村架純さんも素晴らしかったです。最後は思わず泣いてしまいました。

坪田 人が一生懸命頑張っている姿は、人の心を動かすんですよね。