坪田さんを同志のように感じています
佐々木 僕、「伝え方一つで人生が変わる」と伝えることで、少しでも世の中が良くなればいいなと思って『伝え方が9割』を書いたので、坪田さんを同志のように感じるんですよ。
坪田 本当ですか?嬉しいなあ。
佐々木 坪田さんの存在が、日本の教育を変える可能性があると思っているし、本当に変えてほしい。僕が言うには恐れ多すぎですが、坪田さんの使命なんじゃないかと。
坪田 ありがとうございます。でも、僕も佐々木さんの本は世界を変えると思っています。僭越ながら、佐々木さんが「同志だ」と言ってくれたことが、すごくピンと来ているんです。『伝え方が9割』の根底には、コミュニケーションする相手に対する優しさがありますよね。伝えにくいことをうまく言い換えるのではなく、まずは相手の気持ちを考えて、相手にメリットがあると伝えるという。僕は、十把一絡げで授業をするのではなく、相手の趣味や嗜好に合わせて指導方法を変える個人指導にこだわっていますが、根底の想いは佐々木さんと同じなんだと思っています。
佐々木 僕たち、大体同じ世代ですよね。ということは、人生はあと30~40年ぐらい。そんな限られた時間の中で、少しでも世の中が良くなることに取り組んでいきたいと思っています。そういう思いが坪田さんと共有できて、嬉しいなあ。
佐々木圭一(ささき・けいいち)
コピーライター/作詞家/上智大学非常勤講師 上智大学大学院を卒業後、97年大手広告会社に入社。後に伝説のクリエーター、リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。日本人初、米国の広告賞One Show Designでゴールド賞を獲得(Mr.Children)。アジア初、6ヵ国歌姫プロジェクト(アジエンス)。カンヌ国際クリエイティブアワードでシルバー賞他計3つ獲得、AdFestでゴールド賞2つ獲得、など国内外51のアワードを獲得。郷ひろみ・Chemistryの作詞家としてアルバム・オリコン1位を2度獲得。twitter:@keiichisasaki Facebook:www.facebook.com/k1countryfree HP: www.ugokasu.co.jp