表参道が食の聖地に変貌?

 表参道には人気のサードウェーブコーヒー店「ブルーボトルコーヒー」が日本2号店を出店していて、その周辺にも、サードウェーブコーヒーのカフェが何店舗も出店し始めています。古くは、タルトとケーキのキルフェボンなどの名店もある地域です。

平日も朝から行列ができる「ギャレットポップコーン」
表参道にある「アイスモンスター」(青い看板)の行列
Photo:DOL

 表参道ヒルズには「マックスブレナー」という人気のチョコレートドリンクバーが出店しています。そして2013年のオープン以来、原宿駅前に行列が続く「ギャレットポップコーン」、同エリアで最近最も行列が目立つ台湾風かき氷の「アイスモンスター」、パンケーキブームを作った「エッグスンシングス」など、飲食系の人気店舗が表参道・原宿エリアに続々と集まっています。

 もはや原宿、表参道はファッションブランドの聖地ではなく、「食の聖地」へと変化していると言ってもいいでしょう。「食のブランド化」を目指すなら、表参道に店を構えることが最大のステイタスであり、ブランディングのポイントになるのです。

 同時に、ファッション企業がドミニク アンセル ベーカリーを展開するように、ファッションと飲食の壁がなくなり、ライフスタイルを提案する企業への本格的な転換が求められています。本気でファッションを提案するなら、そのファッションを買いたいお客様が興味のある食や雑貨、住関連、遊び、音楽、スポーツなども視野に入れなければお客様に喜んでいただくことはできない時代になってきたのです。

 ドミニク アンセル ベーカリーの展開は、単なるニューヨークの行列店舗が出店したということではありません。

 これからの時代も生き残るために、企業はお客様のライフスタイルを研究し、お客様のライフスタイルを真剣に提案することが必要だということを教えてくれているのです。

 クロナッツをいただきながら、これからの大きなトレンド変化を感じとってほしいと思います。表参道はますます刺激的な街へと進化していきそうです。