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始まりは東横線・副都心線の
相互直通運転から
東京・代官山に4月17日、注目の商業施設「ログロード代官山(LOG ROAD DAIKANYAMA)」がオープンします。
Photo:東急電鉄
かねてより話題となっている一つの理由は、その立地です。ここはかつて、東急東横線が走っていた線路跡地。電車の地下化に伴って廃止されましたが、ドラマの撮影などで有名な「渋谷1号踏切」という踏切があった所のすぐそばです。
2013年3月、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始に伴い、渋谷~代官山間の地下化切り替え工事が行われました。それによって新たに作られたトンネル上部の有効活用として、東京急行電鉄が事業主となりログロード代官山が作り上げられました。
2年経過してもなお、以前の東横線を知っている人からすると違和感のあるこの区間。代官山駅の前後から見える地上の雰囲気が好きだった人も多いのではないでしょうか。しかし、同施設のオープンは、この街に訪れる人の流れを変えるインパクトがあるのです。
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これまでの代官山は東急東横線を境に、代官山ヒルサイドテラスに代表されるショッピング街と、恵比寿西地区の住宅街に大きく分断されていました。
「今まで、街が広がっている旧山手のほうには人の流れもありましたが、恵比寿西も含めた渋谷側にはその流れがありませんでした。しかし踏切がなくなることで、地上の行き来が容易になって、街歩きが楽しめるようになったと思います」(東京急行電鉄 都市創造事業部)。
ログロード代官山は、まさに代官山と渋谷・恵比寿を結ぶ分岐点のような立地にオープンします。街と街をつなぐ結合点のような役割を果たすはずです。