セールスは「つらい」が「ラク」になり、さらに幸せになる。商談は「売る」ためのものでもなく、「買ってもらう」ためのものでもなく、お客様の使っている姿をいっしょに共有する場。きれいごとだけで、個人営業・法人営業、対面・通販と商品、シチュエーションが変わっても常に結果を出し続けてきた秘訣――営業・販売におけるすべての問題を「1分」で解決できるノウハウがあります。時給565円のお茶くみOLが、離婚・シングルマザーを経て、1時間で1億売るカリスマ社長に変貌したセールス術を紹介します。
7月17日発売『セールスは1分で決まる!』連載第1回。

なぜ、あなただから買いたいと言われるのか?

 著者は、水漏れするような、日の当たらないオンボロマンションに息子と2人で生活。しかも、数千万円の借金を背負い、首が回らない状況でした。

 ベビーシッターの延長料金の500円が発生しないように、また、送料をおさえるために、息子を自転車の後ろに乗せて、お客様に商品を届ける日々。そんなお金で困っていた著者でも一度として、「売りたい」「買ってほしい」という気持ちを抱いたことはありません。

 お客様のためだけに、頑張れる人間が本当にいる!「正直者が馬鹿を見る」なんてない! 「話す力」だけで、どん底からのし上がってきた働き方がここにあります。「あなただから買いたい」と言われる理由がそこにあり、だからこそ、お客様に喜んでいただけるのです。

「ただ話をしているだけなのに、なぜだか売れてしまう」そんな奇跡のセールストーク術です。

1時間で1億売るセールストークの秘訣

「話す力・売る力」に特化したセールストークに「時間」は重要です。基本は1分。お客様のサインを見逃さず、1分以内に対応をすればお客様に欲しいと言ってもらえます。本書では、「『5分だけ』の約束を60分に延ばす『チャット力』」という項目がありますが、これも初動の1分を制したことで、多忙を極める人間が著者の優先順位を上げたのです。

 働く人なら読んでおきたい、著者のまっすぐな思いが見事に結実する「話す技術」が満載です。

 著者は、営業経験ナシで研修トレーナーになったにもかかわらず、業界の常識を次々と打ち破ったセールストークで売上に貢献してきました。著者が関わると必ず売上があがる伝説が生まれると、「表参道のスーパーOL」として女性誌の取材が殺到したほどです。

 そして、1時間で1億売るカリスマ社長として現在、注目を浴びています。

 本書では、セールス・販売に携わる人が求めている
「お客様のニーズの見つけ方」
「セールスポイントを瞬時につくる方法」
「売れない商品をたちまち売れる商品に変えるテクニック」
「お客様の見極め方」

など、選りすぐりのコンテンツをそろえました。予算やノルマが厳しい人ほど、取り組んでほしいノウハウ集です。

 個人営業でも法人営業でも、対面セールスでも通販チャンネルでも、商品・状況がまったく異なってもすべて結果を出し続けてきたのは、お客様が買ってもらうための会話をせず、その商品・サービスを使って喜んでいるお客様の姿を会話のなかで共有しているからです。

 セールスの可能性を無限大に広げる著者のノウハウは、「きつい」「つらい」「やるせない」という気持ちを払しょくし、「1分」で相手をひきつける究極のセールストークにあるのです!

(書き手=編集部 武井康一郎)