また、電車や車で通勤されている方なら、会社と家を往復する時間を使って、独立の準備や勉強時間に充てるのはすごく有効です。
私が保険会社時代に宅地建物取引主任者(2015年4月から宅地建物取引士に名称が変更されました)試験に合格できたのも、車で通勤しながら宅建のオーディオブックのテキストを毎日聞いていたからです。この資格が取れたことで、いざとなったら将来絶対に独立しようという気持ちが強くなりました。
サラリーマン生活も長くなると、いろいろな方と知り合いになれます。会社でつくってもらった自分の名刺さえ出せば。飛び込みで行ったとしても会ってもらえる可能性は格段に高くなります。毎年いろいろな方の名刺がたまっていくので、いただいた名刺は独立に備えて業種ごとに分類しておくのがいいでしょう。
私も保険会社時代に知り合った弁護士さんや司法書士さん、不動産鑑定士さん、建築士さんや工務店さん、不動産業者さんなどとはいまだにおつき合いさせていただいています。とくに、士業のみなさんには自分のブレーンとして力を貸してもらうことが必ず出てきます。
サラリーマンをしているうちに自分のブレーンを揃えておくことも起業する際には大切なことなのです。