4月19日(月)に、朝日、毎日の両紙が内閣支持率の世論調査結果を発表した。
それによると、朝日では鳩山由紀夫内閣の支持率が先月調査と比べ、32%から25%に7ポイント下落。不支持率は47%から61%へと急増した。
毎日の調査では前月の43%から33%へと支持率が10ポイントも下落。不支持率も52%と半数を越えた。
今の低落速度が続くと、あと2ヵ月もすれば10%台に落ち込むことが避けられなくなった。
肝心の政党支持率でも民主党は低落傾向にある。特に参院選比例区でどの政党に投票するかで、民主党と答えた人が、朝日では30%から24%に減り、毎日でも31%から29%に減少している。
自民党票を崩せば崩すほど
逆に民主党の低落を招く
今回の調査では、いくつかの重要な傾向が読み取れる。
(1)まず自民党は依然として低迷を続けていること。「参院選で仮にいま投票するとしたら、どの政党(又は候補者)に投票したいと思いますか」といった内容の問いに対して、自民党へ投票すると答えた人は、朝日21%から20%、毎日22%から21%とジリ貧の傾向をうかがわせている。これは「たちあがれ日本」によって削られた部分かも知れない。両紙共に、自民党と「たちあがれ日本」の数字を合わせると前回調査での自民党の数字とほぼ同じになる。