現妻「どうしても彼の赤ちゃんを産みたい。不妊治療をしてでも何とかして子どもを授かりたいの」

 夫「どうしても欲しいわけじゃないけれど、お前(現妻)が望むのなら(不妊治療に)付き合ってもいいか」

 前妻「絶対に反対!万が一、不妊治療が上手くいって子どもが産まれたら、こっちの養育費とか慰謝料を減らされるじゃないの!」

 今回は石田純一さん(夫)の目線に絞って話を進めていきましょう。子どもを授かるために不妊治療を行うべきか否か……前もって前妻とどのような話をすれば良いのでしょうか?私のところに来た相談者の実例をもとに解説してきましょう。


◆今回の離婚のトラブル/再婚して、3年の不妊治療の末、子どもを授かった男性。前妻への慰謝料と養育費が重荷となり家計が火の車に。前妻に減額を申し出たが…

<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。年齢は現在)>
夫:下田一樹(47歳)→会社員(年収700万円)☆今回の相談者
現妻:下田かおり(38歳)→専業主婦
前妻:山形はつみ(43歳)→専業主婦
前妻との子:山形さくら(14歳)→一樹さんとはつみさんの長女

・夫婦の状況とトラブルの経緯

4年前に前妻のモラハラが原因で離婚した男性は、慰謝料・養育費は前妻の言い値を支払ってきた。男性は3年前に再婚した現妻と不妊治療の末、待望の子どもを授かったが、現時点で毎月赤字で子どもの誕生を素直に喜べない。前妻に慰謝料・養育費の減額を懇願すると…


3年前に再婚
自然な形で妊娠に至らなかった

「おかげ様でこのたび、体外受精にて妊娠することができました!予定は来年の1月22日です」

 そんなふうに安堵の表情を浮かべるのは今回の相談者・下田一樹さん。一樹さんは3年にわたる不妊治療の甲斐もあって、ようやく子を授かることに成功したのです。一樹さんが現妻のかおりさんと結婚(再婚)したのは今から3年前。2人とも子どもを望んでいたのですが、どうしても自然な形で妊娠するに至らなかったそうです。