天猫のファーウェイ(華為)旗艦店では、スマートフォン「栄耀」の売上が開始から7分16秒で1億元、16分2秒で2億元、28分31秒で3億元、1時間16分で5億元、3時間8分で6億元を超えた。取引額は11日午後10時までに10億6000万元を超え、昨年の独身デイで、栄耀がネット全体で記録した取引総額を打ち破った。

 11月11日のカーニバルの90分前、ヴィダルサスーンは16万本を売りだした。これは北京の全市民(約2168万人)が髪の毛を1回ずつ洗える量だ。ウィスパーのナプキンは42万パック売り出された。これは10万人の女性が1年間使える量だ。P&Gの売上は3分間で1000万元、12分間で5000万元、37分間で1億元を超え、3時間50分で昨年の丸1日分を突破し、12時間足らずで3億元を超えた。ロレアルは午前8時までに大衆化粧品事業部門で昨年の売上量を超えた。国産ブランドの韓束は10分以内に売上が1000万元を突破し、百雀羚は20分以内に2000万元を突破した。

 雅士利の粉ミルクは11月11日午前0時からわずか2時間で、天猫での売上額が5000万元を突破した。これは昨年の独身デイの7倍だ。

 取引のピークは天猫が毎秒14万件、決済を受け持つアリペイ(支付宝)が毎秒8万5900件で、世界記録を更新した。

恐るべき消費意欲の裏で
はびこる価格詐欺や偽物

 日系企業も独身デイ商戦で大いに頑張っている。『第一財経日報』の11月13日の報道によると、天猫のデータでは、独身デイ商戦で、ユニクロの売上高は6億元(約120億円)を上回り、服飾・衣料部門で第1位を獲得した。

 一方、『北京商報』の11月12日の報道によると、有名ブランド「日本ペイント」が、独身デイ期間中に、ネット上の価格を「史上最低」と宣伝したが、実は、たくさんの商品がオフライン販売店より高かった。しかも、同社のウェブサイトで、この期間の価格は普段よりも高かった。専門家は、この行為は価格詐欺の嫌疑がかかると指摘している。

 今も中国Eコマースが直面している大きな問題が、こうした価格詐欺、偽物である。英紙『フィナンシャル・タイムズ』によると、中国で11月11日は「独身デイ」と呼ばれ、にぎやかで派手な世界最大のネットショッピング・カーニバルになっているが、背後には偽物商品の影が常につきまとっており、この日を中国最大の「偽物祭り」と呼ぶ人もいる。