近年、インドネシアは東南アジア諸国のニュースターとなっている。東南アジア一の大国であり、また世界で4番目に人口の多い国でもある。しかも、4つの海上戦略要衝の中央に位置し、極めて重要な戦略的ポジションにある。豊富な自然資源と巨大な市場潜在力を持ち、産油国でもある。地域内で比較的高い発言権を持つため、アメリカ、日本、ロシアがなんとか味方に引き入れようと試み、アメリカとロシアはインドネシアに武器輸出の特別ルートを拓こうと競い合っている。

 だが、国家の安全と戦略上の利益からインドネシアは中国との提携も強化し、アジアインフラ投資銀行や高速鉄道プロジェクトなどでも最終的にインドネシアは中国を選んだ。インドネシアは東南アジア諸国で最も早く中国と合同軍事訓練や軍事演習を行った国でもあり、中国とインドネシアの軍事関係の緊密さがうかがえる。

中国製兵器に依存する
スリランカは「第2の解放軍」

 このほか、東南アジアではカンボジアやラオスなどが中国から大量の軍事援助を受けている。

 2010年と2014年に中国はカンボジアに対して数度に分けて軍用車約300台、軍服4万着、対化学器材、工事車両、特殊作戦装備などを軍事援助の一部として提供しており、カンボジアは数少ない中国製軍事装備一色の国となっており、軍事指揮官の多くが中国の軍事学校で訓練を受けている。

 また、ラオス初の通信衛星「ラオス1号」も11月21日に中国で発射されたばかりだ。「中国とこの地域の軍事交流は外部が知るより遥かに緊密である」と中国系メディアが指摘している。

 また、現在スリランカは南アジア地域でパキスタンに次いで2番目に中国から武器を購入している国であり、メディアから「第二の解放軍」と呼ばれている。近年は中国の81式自動小銃、63式装甲兵員輸送車、WZ551装甲兵員輸送車を購入し、さらには中国製K-8初等練習機、JJ-5中等練習機、J-7戦闘機、Y-8中型輸送機を配備し、海軍は海南型哨戒艇(037型駆潜艇)を購入している。