「結婚詐欺に遭って100万円をだまし取られた人妻」
ここに書かれている22字の単語を目にして、あなたはどう思うでしょうか?「なんじゃそりゃ!?」、突っ込みどころ満載すぎて開いた口がふさがらない…そんなところでしょうか。それもそのはず。百歩譲って被害者が独身女性だとしたら「ああ、そういう人もいるのか」と多少は合点がいくでしょう。しかし、当の本人は『人妻』なので、チンプンカンプンでも仕方ないでしょう。「なぜ夫がいる身で『結婚詐欺』に被害に遭ってしまうのか」と。
ところで早いもので今週から12月ですね。朝はぶるぶると寒すぎて布団から出るのが億劫、外はびゅーびゅーと冷たい風のせいで顔が凍てつき、そして家の中は乾燥した空気のせいで肌がカピカピ。このような真冬の季節は人の不安や心配、そして焦りをますます助長させますが、どちらかといえば女性の方が顕著でしょう。
クリスマスや冬休み、大晦日や初詣……これからそんなアツアツなイベントが目白押しのこの時期、誰かに寄りかかりたい、気持ちを預けたい、何かにすがりたい……といった「人恋しさ」は日増しに膨らみやすく、いっそう「恋するスイッチ」が入りやすくなるでしょう。それは独身女性に限ったことではなく、女という括りでは人妻だって例外ではありません。
好きな人と一緒にいたい、抱かれたい、結婚したい。
そんなふうに満たされない人妻が今日あたりからフラフラと街中にあふれ出すのが例年のパターンですが、もちろん、相手の男がまともな人間なら何の問題もありません。とはいえ男は男で100人100通りの魂胆ですり寄ってくるものですから、やはり人妻が出会いの場に出ていくのはあまりにも危険なのです。そして、あなたが男性だとしても、今回紹介する相談実例は他人事では済まされません。例えば、妻があなた(夫)の貯金を男に貢ぐ、ということもあり得るのですから。
今回の相談者は安本広樹さん(36歳)。広樹さん夫婦は当時、結婚7年目。夫婦の間に子どもはいません。
給料とボーナスが振り込まれたのに
銀行口座の残高が大幅に減ってた!
きっかけは昨年の12月30日でした。
「なんで口座の残高が減っているんだ?おかしいじゃないか」