「パワーゲーム」を乗り越える
3つのポイントとは?

 さて、一流の人たちは、「パワーゲーム」がおこった時、また、おこりそうな時、どんな対応をしているのでしょうか?

 ここで、「パワーゲーム」を上手く乗り越えるための3つのポイントについてお伝えしたいと思います。

 まず、1つ目は、「パワー(権力)の源泉を知る」ことです。

 組織では、組織図が存在します。そこには、「パワー(権力)」を象徴する「ポジション」や「肩書き」が明記されています。

「パワー(権力)の源泉を知る」と言うと、なにか大げさなことのように聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと、「誰が、どこの部門にいて、どんなポジションで、どのような仕事をしているのか」というのを把握しておくということです。

 私が補佐してきた上司の多くは、「最新の組織図」を私に求めてきました。最新の人事情報、つまり、人の動きをつねに把握しておきたい、というわけです。自分の立ち位置を客観的に捉えるためにも、必要な情報だからです。

 2つ目は、「相手の仕事の仕方やクセを知る」ことです。

 人は、ちょっとしたボタンの掛け違いで、歯車が狂い始めることがあります。

 職場では、「このタイミングで話しをしたからややこしくなった」とか、「メールで伝えるよりも口頭で伝えたほうがよかった」など、相手の好む仕事のやり方に合わせる、というのも観察眼をもっている人がおこなうことです。

 振り返ってみると「こんなことが原因だったの?」と首を傾げたくなるような些細なことが発端で火花を散らすことになることもある、ということを理解しておくといいでしょう。1つの事象について、10人いれば、10個の考え方や解釈があるというわけです。

 3つ目は、「何事も実力で示す」ことです。

 言い換えると、「結果」や「成果」にこだわるということになります。パワーゲームに巻き込まれた人たちをみていると、本来の自身の「力(パワー)」を相手に奪われ、本来の力を出しきれなくなってしまいます。なかなか本人は気づかないものですが、周囲から見ているとその様子がわかります。