約3年の月日をかけて、伝説の名著3部作・計4冊2000ページ超がたった1冊に凝縮された『最強のコピーライティングバイブル』がついにリリース!
鉄板の法則を「骨」とし、国内成功100事例で肉づけした著者の横田伊佐男氏。売れるコピーのエッセンスを知る前に、なぜ売れないコピーになるのかを知ることが第一歩だ、という著者に、その理由を紹介してもらおう。
売れるコピーが書けない3つの要因
経営コンサルタント・作家。株式会社ALMACREATIONS代表取締役。日本最大級の読書会「リード・フォー・アクション」主宰。上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。コンサルティング業界を革新した顧客獲得実践会を創設(現在「次世代ビジネス実践会」)。のべ2万人の経営者・起業家を指導する最大規模の経営者組織に発展。わかりやすい切り口、語りかける文体で、従来のビジネス書の読者層を拡大。「ビフォー神田昌典」「アフター神田昌典」と言われることも。『GQ JAPAN』(2007年11月号)では、「日本のトップマーケター」に選出。2012年、アマゾン年間ビジネス書売上ランキング第1位。著書に、『あなたの会社が90日で儲かる!』『非常識な成功法則【新装版】』『口コミ伝染病』『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』『全脳思考』『ストーリー思考』『成功者の告白』『2022――これから10年、活躍できる人の条件』『不変のマーケティング』『禁断のセールスコピーライティング』、監訳書に、『ザ・コピーライティング』『伝説のコピーライティング実践バイブル』『ザ・マーケティング【基本篇】』『ザ・マーケティング【実践篇】』などベスト&ロングセラー多数。
パソコン、スマートフォン、そしてSNSの発達により、文章を書く機会は格段に増えた。伝わる文章を書く、コピーライターでなくてもコピーを書く時代、いや書けなければいけない時代だ。
しかし、「コピーが書ける」と「売れるコピーが書ける」はまったく違う。別物だ。
「売れるコピー」、つまり「結果を出すコピー」は、読み手である顧客に購買行動を起こさせなければならない。
本記事の読者は、「売れるコピーをスラスラ書きたい」を目標にするも、いまは「売れるコピーをスラスラ書けない」方かもしれない。
売れるコピーがスラスラ書けないのは、3つの不在が要因だ。その要因を見極め、対策することで、「売上が上がるコピーをスラスラ書ける」ようになる。では、その3要因とは何だろうか?
●要因 その1:「戦略」の不在
コピーは、ペンと紙、もしくはパソコンという道具があれば書けるが、売れるためには、見えない道具が必要だ。
誰に向けて書くかというターゲティング、つまりマーケティング戦略という見えない道具が必要になってくる。
いきなりコピーを書き出す前に、まず戦略。「どう言うか(How to say)」より、「何を言うか(What to say)」という戦略が大事だ。
●要因 その2:「教育」の不在
売れるコピーの書き方?
そんなの聞いたことがないし、もちろん教育なんて受けたことがない。こんな声がほとんどだ。
何を? どうやって? そもそも体系的法則なんてあるのか?いや、ちゃんと科学的検証を経た体系的習得法は存在する。教育を受ける機会が不在なだけだ。
●要因 その3:「検証」の不在
うまいコピーは何度も書くことで向上するが、売れるコピーライティングスキルは、ただ書くだけでは身につかない。
書いたコピーが「売れた・売れなかった」「反応が上がった・下がった」という検証をして、修正し、なぜそうなったかというノウハウを蓄積することで初めて売れるコピーライティングスキルが積み上がる。
検証なしに売れるコピーは身につかないが、このプロセスは面倒なため、ついついおざなりになりやすい。