新品の本だけを読む必要はない

たとえば週5冊分の書評を書く以上、月平均で20冊以上の本を手に入れなければなりません。ビジネス書の平均単価を1400円だとして、すべての本を書店で購入していたら毎月3万円くらいの出費になります。人によって感覚は違うかもしれませんが、大金持ちではない僕にとっては、けっこうな額です。

これはみなさんにとっても他人事ではありません。年間300冊をすべて書店で購入するとなると、1年で40万円以上かかります。普通の人はちょっと二の足を踏みたくなる金額ではないでしょうか。ですから、全部の本を新品で購入するというのは、ちょっと現実的ではないように思います。

また、これはお金の問題だけではありません。読書生活をより楽しく豊かなものにする意味でも、「本を手に入れる場所」にバラエティを持たせることは大切なのです。