日本でベストセラーとなり、韓国でも発売された『ずるい暗記術』。韓国プロモーションで大好評だった講演会の模様をダイジェスト版でお伝えします。

学年ビリがなぜ弁護士になれたのか?

 いま、弁護士をしています。もともと頭が悪く、二浪して、地方の大学に入学。司法試験の勉強を始めたのは、23歳。日本でも遅い年齢と言われています。特に、法学部ではない。そんな私が、2年後に司法試験に合格。

「学年のビリがなぜ弁護士になれたのか?」を話していきます。多くの人は、頭がよかったのでしょうと言います。小学校5年生まで、7の段が言えませんでした。高校では、3バカと呼ばれていました。

「フリーターでもいいや……」と思っていた浪人時代1年目。私はドラマの影響で金髪に……。

 そんななか、母が倒れたことをきっかけにある誓いを立てました。「大学に入る」と。それからの1年、算数から勉強を始めました。そして、ギリギリ合格。

 法学部ではありません。そんな私が、司法試験で民事系科目上位5%なぜに入れたのか。

 とことん、自分の欲求に向き合ったからです。自分の人生でどうしたいのか、どうなりたいのか。将来、何をしたいのか。

 私は、女性にモテたかった。それが大事。上っ面の動機ではダメです。

 失敗を繰り返しながらも、勉強法を向上させていきました。これは勇気ある行為です。「今までの勉強法を捨てる」ということは、「慣れた勉強法」を捨てるということ。

 結果が出ない勉強法は捨てるべきです。

 試験は、天才、秀才との戦い。

 では、どう戦うか。勉強が苦手な人は勉強法を工夫するしかありません。

 スポーツも音楽もそう。勉強も同じ。結果を出すための勉強法があるはずです。それをとことん追求すべきです。

 頭が悪い、記憶力がない、それで諦めるのは早い。

 いくらでも天才たちと戦う手段はあります。