製品コンセプトに困ったら、
イスラエルのスタートアップに学ぶのが近道?
日本では、帝人グループで睡眠関連のマーケティング会社「ねむログ」が、呼吸を整えることで寝付きをサポートするウェアラブルセンサーとスマートフォン用アプリのセット製品「ツーブリーズ」を発売した。同製品は、イスラエルの医療機器を扱うベンチャー企業「ツーブリーズテクノロジーズ」から導入し、販売している。(薬事日報)
我々イスラテックの肌感覚ではあるが、日本でもイスラエル企業のアイデアを評価しコラボレーションを進める企業が、以前にも増して増えてきている。
イスラエルは国内に市場がなく、マーケティング能力が全くないと言われていた時期もあった(今でもそうかもしれないが……)。ただ、本連載第7回(「ゼロ」から「イチ」を創るイスラエル起業家とグローバル企業のR&D拠点)でご紹介した通り、柔軟な発想とそれを現実にしてしまう能力については、突出したものがある。日本と異なる発想が多々見受けられるイスラエルの地で、今後どのようなウェアラブル機器が生まれるのか、楽しみである。