ちなみに今回、「行って良かった観光地」も併せて尋ねているが、実はそのトップ10内には札幌、函館、小樽、知床など、北海道の観光地が集中していた。

 つまり、観光地としての魅力を読者が認め、高い好感度につながったともいえるのだ。

 他にも「小結」の神奈川には、「自然と調和した未来都市」(高知出身の30代サービス業男性)といった声が上がったように、上位は、豊かな自然や独自の文化、都市の利便性などが評価を押し上げる要因となった。

 反対に「嫌いな県」として票を集めたのは、大阪だった。

「言葉遣いが怖い」(静岡出身の40代サービス業女性)や、「やかましい感じ」(神奈川出身の50代製造業男性)など散々な評価である。大阪人の気質や都会の喧騒に、苦手意識があるようだ。

 青森や岩手が「嫌い」と評された大きな理由には、寒冷地としてのイメージから敬遠されることが挙がった。「存在感がない県」としてトップだった島根が、ここでも印象の薄さから番付入りした。

「好き」と「嫌い」に、同じ県が番付されているケースもある。そこで、「好き」の得票数の割合から、「嫌い」の得票数の割合を引いた指数を取った。すると、「好きな県」は上から北海道、神奈川、沖縄となり、神奈川が浮上した。一方、「嫌いな県」のトップは大阪のままで、青森、島根と続く結果になった。

 これらは果たしてあなたのイメージと合っているだろうか。地域にとっては、このような“よそ者”のイメージをうまく利用して地域のブランドを築いていくことが欠かせないだろう。

「週刊ダイヤモンド」2016年3月26日号特集「ニッポンご当地ランキング」より。